それなりにすばらしい日々

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難病CIDPになってからのあれこれ

血漿交換について(2014年10月)

ステロイドパルス終了後、今後の方針について先生から説明がありました。

 

ステロイドパルスについては、全く効果がなかったとは言えないが3クール目をやるほどの効果は出ていない。もちろん3クール目をやってみることはできるが、今後の後遺症を防ぐためにも早く次の手を打ったほうがいいと思う。

 

というわけで次は血漿交換をやろうと思うがどうですか?と。

 

血漿交換は透析に似た治療で、血液浄化療法(なんかすごい名前だ)のひとつです。

 体から抜いた血液から血漿成分だけを破棄し、健康な人の献血から抽出した血漿成分を足して体に戻します。

 

まずは首の血管からカテーテルを入れ、心臓のすぐ近くまで通すそうです。

そのカテーテルから血液を出したり入れたりするわけですね。

 

リスクも当然あります。

 

カテーテルを入れるときに肺を傷つけて肺気胸になるとか、血管を傷つけて大出血するとか。でもこれらはその場で対処できるから、死亡事故につながることはまれだそうです。

 

血漿交換中は、他人の血液成分を入れるので拒否反応でじんましんが出たり発熱したり。症状が重い場合は治療の中止もあるそうです。

 

 

血漿交換自体よりカテーテルが怖くて、とりあえず一晩考えさせてもらうことにしました。病気も良くなってないし、他に治療法もないし、やらなきゃどうしようもないことはわかってるんですけど、踏ん切りがつかなくて。

 

でも、先生のひとりが言った「うとうとさんがもし僕の家族だったら早くやるように勧めると思う」って言葉が決め手になって、前向きになれました。

なんとなく、わたしのことを症例じゃなくてひとりの人間としてちゃんと考えてくれてる気がしてうれしかったなぁ。